ひらののアメリカノートVol.9


正々堂々!

アメリカのゼネラルモータース社がテレビCMしている。「ホンダよりいいぞ!トヨタよりいいぞ!」 ふーん、そーなの、いいのね。・へっ? へええっっ?? 私はにわかにあわて、以後少し気をつけて見ていたら、フォードも「レクサス(トヨタ)より静かだぜ!」。

ライバルを名指しして、ウチはそれより良いんですう!と宣伝するのは、日本ではどうなのだろう? そんなことをすれば「・・あんなあ大黒屋はんな、あて越後屋どすねんけど、うちよりウマイ言うてまんじゅう売らはって、そら、うちのこと気にしてもろて光栄やわ、けどやっぱりえげつないわ。イケズやわ。京の奥ゆかしさナッシングやわ。あんたはんもまんじゅう屋ならまんじゅう屋らしう、正々堂々直球勝負でキバリやすう!!」と、ライバル越後屋もお茶の間の視聴者も、妙な京都弁になってしまったけどもなにはともあれ大黒屋への好感度は奈落の底へまっさかさま・・と思っていたら、その京都出身のキョーセラはんが「Lexmarkのコピー機よりええどすえ!」ってやってた・汗。

アメリカは多民族の集まりなので、実地ではその民族文化に合うやり方で商品を売り込むとも聞くが、全国ネットのCMではいわゆるひとつのアメリカ的になる。たとえばアメリカ白人である夫は、これらのイケズ・いや比較CMを素直に自然に受けとめる。また逆に確たる根拠データがなければ、その会社は視聴者やライバル社から訴えられるのだ。これがアメリカ式正々堂々!ということなのか。

正々堂々一騎打ち! ルネサンス祭にて

(注)これは「ひょっこりアメリカ便り」のボツ原稿です。さまざまなシガラミにより掲載を見送り、別の記事を載せました。このいきさつがまた日本的で味わい深かった・・・(笑)
(2007年6月)




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